熟女の膣は弱いのだ(その2)

前回は私のことばかりを書きましたが、今回は2人のことについて考えてみます。

相手も、私のような年齢の女性と付き合うのは初めてのため、要するに2人共こういった悩みについての知識はゼロ。
そのため2人共が少し勘違いしていたし、また、多くの誤解を招いていたような気もします。

だよねえ。
何も知らない状態で、目に見える事実だけを並べると…

・すぐに痛いと言って行為をストップする
・挿入を嫌がる
・最近はあまり濡れない
・性行為に対してなんとなく逃げ腰

…うん、これは誤解されるわ。

出会ったのが46歳で、この時点でも結構ギリギリ。
最初はまだ普通に楽しめたけど、その後は膣がどんどん弱っていく一方だったんだな… と、今になって気づきました。

そして、そのために、本来ならしなくてもいいはずの喧嘩をたくさんしてしまったのが、本当にもったいない!

くっそー。
度重なる喧嘩や言い争いで消耗した心を返せ。
(誰が悪いというわけではないけど)

 

だいたいね(怒りモード)
世の中には「熟女はセックスが大好きでめちゃエロい」という話が出回りすぎてるのよ。
「男は勃たなくなるけど女は一生できる」とか言ってた人もいたし。

さらに「女性が濡れないのは男性のせい」みたいな情報の多さ。

それらの諸々も合わさって誤解を生んでるのよね。
 

心の問題だけじゃなく、単なる身体的な問題の場合もあると知った今、「悩んだり話し合ったりするより前に、さっさと病院に行け!」と2年前の自分に言ってやりたいです。

 

その後、病院での診察のことを全部伝えた結果、「膣が使えなくても今まで通りに関係を続けていこう」ということに。

膣レーザーは、やらなくていいそうです。
得体の知れないレーザーへの抵抗、どのみち気を使ってしまう、コスパが悪い、歳をとったらいつかは向き合わなくてはならない問題、そして、べつに膣がそれほど重要なわけではない、というのが主な理由のようです。

おお…(実にまともな意見)

体から始まった関係ですが、私はどちらかというと「性癖以外の会話もできる貴重な人」なのだとか。

うーん、「いいお友達」感がすごいわね。

でも、そんなものかもしれない。
結局、最後は人間性だもんね。
もともと私は体を武器にしてるわけではないし。

むしろ、ぶつかりながらもしっかり関係を築いてきたという証拠か。
 

そういえばこのブログも丸4年になりますが、最初の頃からずっと読み続けてくれている物好きな人たちは、私のこの少々ヒネた性格や人間性なんかを好きでいてくれるんだろうなあ、と思っています。

若くてスタイルのいい女の子たちが脱いでる画像、縛られてる画像なんて、ネットの中に山ほどあるのだし。

(ありがとうございます、感謝しています)

 

とはいえ。
あの初期の頃の、挿入が大好きで、死ぬほど気持ち良かったときのことを思い出すと、切なくなるのは事実。

「テーブル」
「気持ちいい縄」
「段ボール」
「大阪で遊びました(その2)」
「ファッキングマシン(その1)」
「ファッキングマシン(その2)」
「温泉旅行(その2)」
「無料見世物」
「拘束(その2)」
「最後の映画館」
「縁側のある宿」
「募金箱(その2)」

これらを思い出したら、涙がポロポロ出てきて止まらなくなりました。
(女は急に泣き出す)

慌てて言ってくれたのが
「そんなこと気にならなくなるくらい、膣以外の他の方法で楽しませてやるから!今はまだパッと思い浮かばないけど… 何か考える!」

「…うん、うん。…うん。」

泣きながら、うん、ばかりを繰り返していました。

 
 

涙が落ち着いた頃。
「沙夜。あのさー? お尻の穴も膣と同じように老化するのかな?」
 

……!!!!

 
そういえばすっかり忘れていたけど、私は以前アナル拡張の訓練をしていたことが…

「大縄あそび」
「お尻の穴、その後」

なんか気持ち良くなると同時に、穴が大きくなりすぎて訓練をストップしていたのでした。

…『なんか気持ち良くなると同時に』!!

そうじゃん!
私はお尻の穴でも快楽を得られる体になりつつあったんだ!

忘れかけていたあのアホ丸出しの訓練が、ここで活きてくるとは。
 

点と点が繋がったーー
コネクティング・ザ・ドッツ!

スティーブ・ジョブズのスピーチがキラキラと頭に浮かぶ。
 

いや、膣とアナルなんてめちゃ近いもの同士やん、ほぼ同ジャンルやん。
…なんて言わないでください。

それくらい、この時の私は膣に囚われすぎて、視野が狭くなっていたのです。

 

何気ない一言が心をふわっと軽くすること、ありますね。

そんなわけで、膣は少しお休み。
でも、今後はちょっと違う形でSMを楽しんでいけたらいいな、と思っています。

 

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