熟女の膣は弱いのだ(その1)

以前から度々出てきていた「挿入が痛い」問題について。

なんとか無理のない範囲で騙し騙し膣を使ってきましたが、年末に使用したとき、ついに激痛が走りました。
うっすら出血もあります。

これはもう無理、もしかすると子宮系の病気なのでは?と思い、病院に行くことにしました。

 

イヤな年の始まりですね。
一応、評判の良さそうな女医さんの婦人科を選び、診察を受けました。

結論としては、今のところ筋腫などはできておらず、子宮系の病気ではないということです。
とりあえず一安心。

そして、この痛み・出血・炎症などは、年齢からくる実に当たり前の症状なのだそう。
老眼や、四十肩五十肩、更年期並みに「よくあること」らしくて…

…え?

確かに、この年齢になると膣が乾燥しやすくなって挿入時に痛みを感じる、くらいはわかっていました。
それで「潤いと膣マッサージ」でも書いたように、オイルによるマッサージなどを時々やっていたわけで…

でも、(ローションをたっぷり使えばいい)(定期的に膣を使い続けていれば大丈夫だろう)くらいに思っていたのです。

ここまで痛くて、全く使い物にならなくなるのが「当たり前」とは…

完全なる知識不足ー!!
(仕方ないよね。人生1回目。中年になるのは初めての経験なのよ)

 

老眼や肩の痛みは男女共通で、病院に行ったり人に話したりするから当然みんな知ってるけど、性交痛の話なんて普段なかなかしないもんねえ。

女性で、アラフィフで、セックスを日常的にしていて、膣が痛くて、さらにそれを病院に相談に行く人… となると、かなり少ないのでは?という気がします。

性交痛以外にも、「よくある症状」の

・膣内、膣まわりの乾燥感、潤い不足
・膣、外陰部がヒリヒリする
・ショーツが擦れる感じがする
・膣の入り口が狭くなった気がする
・おりものが出ない、少なくなった

など思い当たるものがいっぱい。

もう何もかもズバリです。
年齢的にも(45〜55歳)と、ズバリです、ど真ん中です。

あぁん。

 

女医さんは、綺麗なのにサバサバとした方で、漠然とした言葉ではなく、かなり具体的にわかりやすく話してくれました。
ざっくりまとめると…

・女性の身体は35歳を境にエストロゲンが減少し始め、顔と同じように膣も老化していく。

・若い女性の膣の中は柔らかくふかふかで弾力もあるが、中年になると膣壁がハリを失って薄くペラペラになり膣萎縮が起こる。

・膣が乾燥し、柔軟性も悪く固くなる。

・膣粘膜が薄くなるため、挿入時に灼熱感を感じたり激痛が走ったりする。

・薄いのでどうしても傷つきやすく、そこから雑菌が入ることもあり、膣炎になりやすい。

これらを「瑞々しい果実」と「シワシワに萎んだ果実」のイラストを使って説明(どーなのよ、これ 笑)

 

アラフィフ女の膣の中は固くてぺラペラ…

固くてぺラペラ…

ふ…

なるほど、若い女の子の体というのは肌のハリや質感だけでなく、膣の中にこそ大きな価値があるのね。

 

さて、原因がわかったところで、次は対策について聞きました。
最も手軽な方法としては、

・ 膣も顔と同じように優しく手入れすること。
ボディーソープではなく、肌に優しい膣専用のソープを使って洗う。
その後、膣用クリームを中に塗る。念入りに塗る。

2ヶ月くらいで改善してくるでしょう、とのことです。

専用ソープとクリーム、買いました。
毎日せっせと使っています(今のところまだ効果はわかりません)

 

他には
・性行為の前に膣内に入れておく潤いジェル
・性行為の後に膣内に入れる錠剤(雑菌が入り込むのを防ぐ)

薬だと
・ホルモン補充療法で、減少したエストロゲン(卵胞ホルモン)を補充。
飲み薬、貼り薬、塗り薬など色々。

ただ、私は今現在、更年期の症状が全く出ていないので、これはまだ無理なようです。

 

そして、最後に教えてもらった対策が
・膣レーザー(モナリザタッチ)

顔のシミ治療などでレーザーを当てたりしますが、同じように膣にもレーザー治療というものがあり、これをやると若い頃のようなふっくらした潤いのある膣に戻るとか。
 

なんとまあ。
膣も顔と同じで、完全に「美容」なのね。

尿漏れ対策や、締まりを良くするための「膣ハイフ」というものは聞いたことがあったけど、厚みや潤いを復活させる膣レーザーもあるなんて。
(ちなみにヒアルロン酸注入もあるらしい)

面白い。

膣老化のショックは一旦どこかに吹っ飛び、ここからは好奇心で身を乗り出す私。

 

そういえば、この婦人科に来ている患者さんは、全体的に小綺麗な人が多いような…

今、美容皮膚科や美容外科の施術は大人気で、私もたまに某美容外科にシミ対策のフォトフェイシャルを当てに行きますが、いつも笑っちゃうくらい混んでいます。

美容に熱心な女性たちは、美容皮膚科で顔のお手入れをし、婦人科で膣のエイジングケアをするのね。

顔も体も、膣も、アンチエイジング。
世の中お金次第。

 

ちなみにお値段は、1回 33,000円、自費診療です。
(やっぱりね。いや、痛みで困ってるんだから保険適用にしてよねー)

で、まずは3回を連続でやること。
その後は半年おきくらいに1回。

つまり初回は約10万か…
(+施術前に子宮頸がんの検査なども必要)

あまりコスパはよろしくない。

 

しかし、この値付けの上手さよ。

これが100万とかなら(そんな高級マ○コは不要です)と、さっさと諦めるけど、10万なら… 出せなくはない金額。

幸いにも、金銭的に自由な一人暮らし。
こういうときのために日々働いているのよ!(違う)
 

俄然興味を持ち始めたのがわかったのか、女医さん「東京や大阪だと1回5万くらいしますよー」だそうです。

ふふ。商売上手な人、好きよ。

 

さあ、どうしましょ。
膣を使う仕事をしているのなら、迷わず施術を受けるんだけど。
 

かかる費用の割に効果は短い。

美容外科のシミ対策と同じで、気休め程度、ただの自己満足なのかもしれない。

…とはいえ、痛みがなくなるのはありがたいし、何より重要だ。

そして、快楽の復活。
女性としての現役感。

だが、顔の美容にも限界があるように、いつかはそのレーザーも効かなくなる日が来るのだろう。
 

…ふぅ(考え疲れた)
 

あなたなら膣レーザー、やりますか?

相手の女性にやらせますか?

 

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