人生の先輩たち

ついに50歳になりました。

なんとなく「40代のうちにやっておくべき〜」「50歳からの〜」系の自己啓発本を数冊読んでみましたが、全くピンと来なかったので放り出しました。
(そりゃそうよね。既にけっこう自由なんだからこの手のものが響くわけないのよ)

ならば髪型・髪色でも大きく変えてみようかと美容院へ行き、イメチェンを希望したのですが、「今の路線のままでいいと思います」と断られ、カラー専門店にも「今の色がいいですよ」と言われ…

誰も私にイメチェンさせてくれない…

そんな気の抜けた50歳のスタートです。

 

お祝いに今年も鰻屋さんに… ♫

素晴らしく美味しかったです。
しっかりボリュームもあって最高でした!

その後は、お久しぶりのSMサロンに連れていってもらいました。

乳首好きマスターは、同時にアナル好きでもあり…
お尻の穴の楽しみ方を色々と教えてくれました。

↓ これくらいは余裕で入るようになるらしいよ!

ディルド

(あの… 太さが缶ビールくらいあるような気がするのですが… )

このサイズを日々出し入れしていても、普段の排泄には特に問題がないそうです。
肛門括約筋、しっかり活躍。

やったー、未来は明るいね☆

本当に変態界の人たちと話していると元気になるから不思議ですね。
入れ歯や義足なども、全てを萌え要素にして面白がれる、この明るさ。

…ってことは、この先も楽しいことでいっぱいだな!と、素直に思えてきます。

 

 

翌日は、こちらもお久しぶりの縄会へ、2人でお邪魔しました。
最初の頃に書いた、15年以上前からお世話になっている主催者さんのところです。

「縄の会に行ってきました」

ここでは主催者さんにかなり無茶なお願いをしました。

「最近どうも縄への情熱がない。
講習会で習うような縄ではなく、性癖に刺さる縄で、沙夜を縛ってやってほしい」

というもの。

「縄で潮吹くのを見たら、オレやる気になるかもー」と。

なんじゃそりゃー!ですが、まあ最近の「大人の習い事」みたいな縄会には、私も少々疑問があるのも確かで。

とりあえず主催者さんに、えーいと丸投げです(投げられた)

 

困るよねー、急にそんなこと言われても。

でも、丸投げできるのはこの人しかいないんだよね。
それはわかる気がする。

 

初めての縄会で縛ってもらって、その後は、主催者さんが元旦那に縄を教えながら、元旦那が私を縛る… って感じだったなあ。懐かしいな。

なんて思っていたら、今まで経験したことのない手順で縛り上げられ…

( え?もう上に上がるの? 縄、少なくない?)と、よくわからないうちに吊るされていました。

緊縛,駿河問い

 

見ていた人たちの「駿河問いだ…」の呟きが耳に入ってきて、やっと私も気づきました。

…マジかー!(聞くんじゃなかった)
 

駿河問い。
江戸時代の拷問でよく出てくるやつですね。

拷問だと、背中に大きな石を乗せたりクルクル回したりするそうですが、いや、もう吊るされただけで変な汗が出てきます。
腰がミシミシいう…

でも「お前、肩そこまでいけるんやー?」という声が聞こえてきて、つらいながらもちょっと得意になる、この性格。
(そうよー!あなたの家畜ちゃんは意外とできる子よ!)

などと思いながら、もう少しだけ耐えてみる…

緊縛,駿河問い

いや、もう限界でしょ。

 

それにしても。
縄会でいきなりこれをやる人がいたら出入り禁止になるよね。
肩、脱臼したらどうすんのよ。

「オレ、自分のパートナーにもこの縛りはやったことない」(←こら!)

でも、このハードル上がりすぎの状況で、ダラダラ縛らずに短時間でスパッとやる思い切りの良さとか、さすがだなーと妙に感心してしまいました。

その後も、主催者さんが次々と連続で女性たちを縛っていたのですが、気分が乗ってきたのか、まあ乱暴で(褒め言葉です)。

女性を足蹴にして吊り上げる、突き飛ばしながら縛る… とにかく荒っぽくてスピード感のある縄捌きを見ながら、私たちもう目がキラキラ。

(た… 楽しい…!)
こういう縄、久しぶりに見たような気がします。

なんか少しホロリときました。
行ってよかった。

連れてってもらってよかった。

 

私には、人生の先輩たちがたくさんいて、先輩たちはみんなそれぞれカッコイイ。
そして、迷ったときには泣きつける場所がある。

これって、ものすごく幸せなことなのではなかろうか。
 

変な自己啓発本より遥かに心に響いた2日間でした。

 

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