オトナの動物園(凹み編)

大阪2日目、前回の続きです。

天王寺動物園でトラを見ましょう!と張り切っていましたが、今回もやはり朝からの雨です。
オトナの動物園に行くことになりました。

調べたところ、通天閣の辺りに2つほど。
ひとつは値段が安いだけあって躾の悪い野獣ばかりで、遠慮なく群がってガンガン手を出してくる怖いところだそうです。
しかも男性にも手を出してくるため、パートナーの貞操も危ないとか。

「怖い、映画館」での出来事を思い出したので、もうひとつの、少しお高いほうにしました。

中に入ってみると…
あら…?人がほとんどいない。

お爺さんが2人かな…?
これはちょっと寂しいよー(ちなみに安いほうはわりと賑わっていました)

そして、全くそんな空気じゃないし。

パートナーの命令で、半分くらい服を脱いでエロっぽいことをしてみても、見事にスルー。

近寄ってくることもなく、お爺さんたちは普通に映画を鑑賞しています。

うーん… どうなのこれ?
なんか場所を間違ったのかな?

顔を顰める、とか、軽蔑の眼差しを向ける、とか、そういったリアクションすらありません。

そんな中、腰を振る私。

…虚しい!!!

なんて虚しいんだーー!

たとえば露出狂の男性は、イチモツを出したときに女の子が「キャー!」と逃げるから楽しいのであって、無反応でシーンとしていたら大いに虚しくなることでしょう。
私は露出狂ではないけどさー。

そんな感じで、あまりの反応の無さに悲しくなってきました。

軽蔑して呆れてくれればまだいいのよ。

空気扱い?
私、もう終わり…?
女として修了ですか?
と、ここまで落ち込む始末。

 

ションボリと映画館を出て、串カツを食べながらビールをグイッと流し込みました。

「まあ、いいじゃん。オマエ無駄に自己評価が高いから、少し凹んでるくらいでちょうどいいんじゃね? お、卵フライ旨いな」
なんて言って笑っているパートナー。

…ひどいな!
自己評価と現実との差はともかく。
それくらい強気で自信満々でないと、この世の中、生き抜いていけないわよ!

辛気くさいのが一番いかん。
1回くらいの失敗で凹むもんかー。

…別の映画館に行く!
それで駄目ならもう引退する!(←何を?)

うるさい私とは正反対に
「えー?マジで?もう普通の動物園行こうぜー。おにいさーん、卵追加で」

卵じゃなーい!

そんなわけで、引退を賭け…
?
とりあえず通天閣からは離れてタクシーに乗り、別の映画館に向かったのでした。

 

うわー、鬱陶しさ全開!!
もうおとなしく凹んでろよ。って感じですね…

案の定、長くなってしまいました。

次回に続きます。

(でも安心してください。
落ち込んだままだったら、こんな話は書きません。
むしろ、より一層元気になって復活しています)