女性用風俗について(その2)

前回の「女性用風俗について(その1)」の続きです。

 

2回目に女性用風俗を利用したのは、これも古い話になりますが、ずっと長い間セックスもSMもしていなかったときのことです。

基本的には、痛いこと・苦しいこと・熱いこと・恥ずかしいこと・物として扱われることなどが好き。

でも、たまにふと、普通に抱かれたくなるときもあります。

 

正直言って、こちらの感情のほうが「面倒くさい」です。

Mだからねー変態だから仕方ないよーハッハッハ、と自分の中で笑って誤魔化してきたのが通用しないというか…

ただの女のときは、逆に、なんだか気恥ずかしい感じです。(うまく表現できなくてすみません)

 

かなり迷いました。

元々ずっと仕事をしていて、飲み会なんかも好きなので、私の周りにはわりと多くの男性がいます。

それなのに、深い関係になる人が一人もいないというのも寂しい話ですが…
仕方ないですね、誰でもいいわけじゃない。

それに、相手の方にも悪い。

継続する気もないのだし、こんな面倒くさいものの処理に、大切な周りの人たちを利用するわけにはいかない。

 

換気扇の掃除、網戸の張り替え、確定申告、引っ越し、白髪染め、アイロンがけ、食事づくり…
面倒くさいものは日常生活でもいっぱいあります。

その面倒だと思うものを、友人知人に押し付けるな。
自分でやるか、もしくはプロに頼め!

…そんな感じかなあ?

(どうも私は昔から謎のマイルールが多い。そしてだいたいその基準は一般の感覚とは微妙に狂っている)

 

いつか、もっと女性用風俗が身近になって、それこそ換気扇掃除をダスキンに頼むような気軽さで使えるようになったらいいな、と思っています。

 

また、これは私個人の感覚ですが、彼(または旦那)が浮気したら腹が立つけど、風俗なら仕方ないかなー、とも。

男同士で飲んでいて酔っ払ったノリで、という話はよく聞くけど、それは今ひとつ共感できません。

でも、自分で「風俗に行こう」と考えて行動したなら、そこには何かしらの思いや決断がある、そんな気がします。

 

 

さて、散々迷った末、思い切って実行したときの感想ですが…

ありきたりですが(人の肌って温かいな…)でした。

 

もう1つ。

色々とコトが終わって、そのままベッドでお喋りしたり笑ったり、体や髪を触り合ったりして…

こういう関係だから、キスしていいものかどうか、お互い迷っているのがなんとなくわかる。

でもやっぱりしたくて、ゆっくり目を瞑ったときに、不覚にもドキドキしてしまったこと。

そのまま止まらなくなったこと。

(そっか、キスもすごく久しぶりだったんだ… まずい、泣きそうだ。)

 

長い間ずっと忘れていた、そんなことを、自分の心と体に時々思い出させてやるだけでもいいんじゃないかと思います。

 

賛否両論あると思いますし、私も女性用風俗をおおっぴらに勧めるわけではありません。

でも、どうしても相手がいないときには、そういう選択肢もある、ということで。

悩むことも、落ち込むことも、卑屈になることもない。
様々な事情があるのだから。

(でも前にも書いたけど、危険も伴うからね!納得した上で行動してね!)