段ボール

今回は写真がありません。

私の文章力ではどこまで表現できるかわかりませんが…

 

ある雨の夜。

脚を折り畳んで身体がギリギリ入るくらいの小さな段ボールに、全裸で仰向けの姿勢で詰め込まれ、蓋をされました。

ガムテープを貼られる音がして、真っ暗になりました。

そのまま車でどこかに運ばれていきました。

 

怖い。

 

 

ずいぶん昔…

お盆セールで安売りされていたゴールデンレトリバーの子犬を購入したことがあります。

その子犬は小さな段ボール箱に入れられ、私はそれを車に乗せて家まで運びました。

段ボールの中でドタバタ暴れる犬を(落ち着きのない子だなぁ…)と思っていましたが、今、初めてその気持ちがわかりました。

 

めちゃくちゃ怖い。

不安。

私、いったいどこに連れていかれるの…?

 

 

30分くらい走ったのかな…実際はもっと短いのかな…?

車が停まり、スライドドアが開けられる音がしました。

 

どうやらこの段ボールには小さな窓が付いているようです。

アソコのあたりの小窓が開けられ、ザワザワとした声が聞こえてきました。

「うわ、すげぇ」

 

アソコに何かがぐいっと突っ込まれました。

 

 

自分の脚の隙間から、小窓の外がほんの少し見えました。

男の人たちがたくさんいる…。

ディルドに1メートルくらいの細長い棒が付いたもの(これ、何ていう名称?)を、突っ込まれているらしい…。

 

みんなで代わる代わるガンガン突っ込んで、角度によっては痛い時もあるし…

なんだよこれ。

 

すっごい粗雑な扱い。

笑い者にされてる感じがする。

 

それなのに…。

 

 

続いて、左右の小窓が開けられ、両側から大きな手が入ってきました。

顔だの胸だのを触ってきます。

「箱の中身は何でしょう?」状態。

 

口の中に指を突っ込んでくる。

右側の人、乳首を乱暴につまみ過ぎ… 痛い!

 

それなのに…。

 

 

だんだん頭がおかしくなってくるのがわかる。

 

絶対に認めたくないけど、

たぶんものすごく濡れていて、人を馬鹿にしたようなディルド相手に、自分から腰を動かして声を上げている…。

 

 

この日のことは、その後も何度も思い出しました。

 

すごく怖かったし、恥ずかしかったし、惨めだったのに…

もう一度、されたい。