これはちょっと前の内容になります(服が長袖)
どうもこのとき記憶がポーンと飛んでいたようで、なかなか文章にできませんでした。
覚えている範囲のことを淡々と書きます。
成人映画館というところに連れていかれました。
古い建物に入ると、ロビーで煙草を吸ったりして寛いでいたオッサン・お爺さんたちがジロリと一斉にこちらを見ました。
私はあまり環境の良くない下町で育ったのでこんな感じの人たちは見慣れているほうですが、中には女性みたいな格好のオッサンもいて、とにかく普通の映画館ではない感じが漂っています。
思わず背中の後ろに隠れました。
映画が上映中だったので一番後方の隅っこの客席に座りました。
ホッとして振り返ると、さっきのオッサンたちが私たちのすぐ後ろにズラリ…
横からも囲まれたような感じになり、猛烈に怖くなってきました。
…近い。
なに?この遠慮のない視線。
女装子さんに「ここは初めて?」とか何か聞かれたような気がしますが…
ここからの記憶が早くも怪しい。
断片的に覚えていること
・お爺さんたちから「おねえさんパン食べる?」「お菓子はどう?」と、やたらと食べ物を渡された(断った)
・スケスケのエプロンみたいなコスプレ服を勧められた(断った)
・「痛くないの?かわいそう」「アダルトビデオみたい」という声が聞こえたような気がする(何をしたんだ?されたんだ?)
…頭が真っ白なまま映画館を出て「ばーちゃん、ごめんなさい!」と叫び、大笑いされて、やっと我に返った感じです。
後で聞いたところによると…
40人程度のお客さんの前で鞭あり縄あり犬のように館内を歩かされ柱に縛られ、最後は舞台の上で犬芸とオナニーをした、らしいです。
…え。
してますね…。
天国のばーちゃん。
本当にごめんなさい。
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